🚚 運送・物流 × AI

運送業の「2024年問題」を
AIでどう乗り切るか

輸送力不足は「人を増やす」では解決しない。限られた人員・車両の生産性を、AIで底上げする現実的な方法を図解で解説します。

2026.06.02 | 著者: 勝又 海斗(with-AI株式会社 代表取締役)

運送業の2024年問題は、ドライバーの時間外労働の上限規制によって輸送力が不足する課題です。 人を増やすのが難しい以上、解決の軸は「今いる人員・車両の生産性をどう上げるか」。 AIは ①配車の最適化/②求貨求車マッチング/③事務作業の自動化 で、増員せずに輸送力を底上げする手段になります。

960h
ドライバーの
時間外労働 年間上限
2024.4
上限規制の
適用開始
3つ
AIで打てる
現実的な打ち手

2024年問題とは(おさらい)

2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働に年960時間の上限規制が適用されました。 これにより1人あたりの稼働時間が減り、同じ人員では運びきれない=輸送力不足が起きます。 ドライバーの収入減・離職、運賃上昇など、業界全体に波及する構造的な問題です。

📉 同じ人員でも「運べる量」が下がるイメージ
規制前
運べる量 100
規制後(現状)
不足が発生
※ 概念図。実際の不足率は事業形態により異なります。最新の数値は厚生労働省・国土交通省の公表資料をご確認ください。

なぜAIが効くのか

2024年問題の本質は「労働時間が減った中で、いかに多く・効率よく運ぶか」です。 人を増やせないなら、1運行・1台あたりの生産性を上げるしかありません。ここがAIの得意領域です。

AIで乗り切る3つの打ち手

🧭

① 配車の最適化

距離・時間・車種・ドライバー稼働を踏まえた配車案をAIが提示。ベテランの勘への依存を減らします。

走行のムダ・待機を削減 → 運べる量を最大化
🔄

② 求貨求車マッチング

空車・帰り便と荷物を結びつけ、空走(からばしり)を収益に変えます。

限られた車両の稼働率を改善
📝

③ 事務作業の自動化

点呼記録・日報・請求を、スマホや音声入力から自動作成。二重入力をなくします。

浮いた時間を運行・調整に回せる

導入の前後で何が変わるか

項目AI活用前AI活用後
配車ベテランの頭の中・属人化 誰でも回せる・休める
帰り便空車のまま走る マッチングで積載
日報・点呼紙/Excelで二重入力 自動作成・記録正確
残業時間事務作業で圧迫 運行に集中・規制内へ

何から取り組むべきか

いきなり全部やると失敗します(→ AI導入が失敗する7つの理由)。 2024年問題対策としては、「今いる人員・車両の稼働率を上げる」ことが最優先。次の順がおすすめです。

1

事務作業(日報・点呼)の削減から着手

すぐ時間が浮き、削減効果を測りやすい。最初の成功体験に最適。

2

配車の属人化を解消

ベテラン依存をなくし、休める・引き継げる体制へ。

3

求貨求車マッチングで空車・帰り便を活用

稼働率と売上を改善。空走を収益に変える。

4

削減できた時間を測り、横展開

投資判断の根拠をつくり、他拠点・他業務へ広げる。

⚠️ 規制の詳細・最新の数値は厚生労働省・国土交通省の公表資料をご確認ください。本記事は対策の考え方を示すものです。

運送業のAI活用を伴走支援します

with-AI株式会社は、運送・物流領域での求貨求車マッチングや日報・点呼の電子化など、現場のAI活用を支援しています。 「2024年問題で何から手をつけるか」の整理から、定着まで並走するのが特徴です。 社長専属のAIエージェントを構築する「AI SHINE」、現場業務に特化した「AIKOMON」で支援します。

よくある質問

運送業の2024年問題とは?
ドライバーの時間外労働の上限規制(年960時間)で輸送力が不足する課題です。1人あたりの稼働が減り、同じ人員では運びきれなくなります。
AIはどう役立つ?
配車最適化・求貨求車マッチング・事務自動化で、限られた人員・車両の生産性を高めます。増員せずに輸送力を底上げできます。
何から取り組む?
事務作業(日報・点呼)の削減と配車の属人化解消から。すぐ効果が出て、測りやすい領域です。

2024年問題、何から手をつけるべき?

自社に合った進め方を、無料で一緒に整理します。

with-AIに無料で相談する
勝又 海斗 | with-AI株式会社 代表取締役
運送・物流をはじめ中小企業のAIエージェント導入支援に従事。現場に定着するAI活用を支援。